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2019.11.28

時間とコスト(料金)

 

以前、メーカーさんからこんなことを

聞きました。

 

「ホームカラーの比率が上がってきています」

 

今までははまだ、サロンカラー比率がわずかながらも

高かったのですが、、、

 

今は完全に逆転しているということです。

年齢が上がるにつれてホームカラーの比率も

高くなるのだと思います。

 

 

例えば、

「市販カラー剤持ち込み」というように

美容室メニューのサービス提供が

お客様にとって

 

サロンカラーにあまりメリットを感じられない

というのもあるのかもしれません。

 

なんだか、残念ですが、、、。

やはりサロンが自信を持って提供しているものに

お客様に価値を感じてもらえるように

していかないといけません。

 

 

今は、カラー剤は低価格でどこでも

手に入れることができます。

 

・ドラッグストア

・コンビニ

・スーパー

・インターネット

 

そういった点からも

「ホームカラーにしよう」と価格で判断する方が

いらっしゃるのだと思います。

 

 

しかし、僕はプロという立場からお伝えすると

やはり、ホームカラーはおすすめしません。

 

 

理由はシンプルです。

「髪と頭皮に良くないから」

 

とは言っても

 

・美容室に予約をしないといけない(時間)

・ホームカラーに比べたら値段が高い(値段)

 

という時間と値段がネックになっている部分だと思います。

 

子育て世代は、塾や習い事など、出費も重なり

サロンに行く時間がとれません。

 

 

しかし、 

 

綺麗な艶髪を作りたいなら自分で染めるのは

絶対にNGです。

 

 

信頼できるサロンに行って、

プロに髪をキレイにしてもらいましょう。

 

 

p.s.

こちらの女性は年齢77歳です。

 

ツヤ、ハリ、ボリュームがおありで

とても77歳には思えません。

 

髪は印象の7割を決めます。

 

 

 

 

 

 

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2019.11.26

③薬剤除去、そしてカラーの前処理、

 後処理トリートメントの違い

 

カラー施術の前処理

 

カラーを繰り返した毛髪は

髪の毛の中のタンパク質や脂質が

 

ダメージしている毛髪の膨潤(※1)した際に

流れてしまったり

 

キューティクルがはがれやすい状態になっています。

 

そのままの状態で

カラーの薬剤のみで施術してしまうと

 

薬剤が過剰に反応してしまい、

さらなるダメージになってしまいます。

 

そんなダメージから毛髪を守るために

カラーをする前の時点で

 

毛髪内部に、栄養を与え、

キューティクルを補修する!!

 

これがいわゆる前処理です。

 

髪は、傷んでから対処するのではなく、

傷む前に負担がいかないように対処するのが

とても大切です

 

 

※1膨潤(ぼうじゅん)

毛髪のPHがアルカリ性に傾くこと

 

 

薬剤除去

 

カラー施術後は、必ず薬剤除去と

PH調整(アルカリに傾いた髪を弱酸性まで戻す)

を行わなければいけません。

 

通常、カラーをすると

薬剤は髪の表面ではなく、

髪の内部に浸透します。

 

そして、

化学反応を起こし、発色します。

色が発色し、髪が染まったらシャンプーをします。

 

髪や頭皮に付着したカラー剤は、流して

シャンプーすれば洗い落とせますが

 

髪内部に浸透した薬剤は、シャンプーだけでは

落とすことができません。

 

そこで、特殊処理を丁寧に行います。

 

髪内部に入り込んだ薬剤(化学成分)を分解

中和してしっかりと薬剤除去を行います。

 

 

このカラー施術後に必要な薬剤除去の工程を

行わないと

カラー剤が髪と頭皮に残留したままで

ダメージを与え続けてしまいます。

 

6か月〜1年、髪と頭皮にカラー剤が

ついたままになり、

 

細毛になり、抜け毛が増え、薄毛になります。

そして、白髪が増えてしまいます。

 

 

老化、加齢が一気に加速していきます。

 

 

 

 

髪にとって最も健康な状態は

PH4.5〜5.5(弱酸性)です。

 

 

キューティクルは、PHによって開閉します。

この性質を利用して

ヘアカラーの薬剤を浸透させていきます。

 

なので、

 

ヘアカラー後は開いたキューティクルを

引き締め

アルカリ性に傾いた髪を

弱酸性に戻す必要があります。

 

酸性、アルカリ性のどちらかの状態で

毛髪の形状に変化が現れます。

 

毛髪のPHが酸性に傾くと収斂(しゅうれん)

毛髪のPHがアルカリ性に傾くと膨潤(ぼうじゅん)

 

という変化を起こします。

 

この変化が、髪のダメージや

ヘアカラーの、退色、変色に影響を与えます。

 

 

髪が酸性に傾きすぎるのもNG。

アルカリもNG。

 

だからと言って

単純にPH0(ゼロ)レベルの酸性に近づければ

OKかというとそれは、違います。

 

 

なぜなら、

 

酸性の状態では、毛髪の色素が酸化して

変色を起こす原因になるからです。

 

また、強い酸性状態では

毛髪を構成しているアミノ酸が酸化して

ダメージにつながる恐れもあります。

 

アンドモアでは、

 

丁寧に丁寧に徐々に徐々に

髪の等電点である弱酸性(PH4.5〜5.5)

の状態に戻します。

 

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2019.11.25

前回の続きです。

https://andmore.blansyst.net/archives/6993

 

②カラーの色持ち、染まりムラ、技術力の違い

 

カラー剤は、薬剤を塗布する量によっても

明るさや色味も変わってきます。

 

また、髪質は十人十色です。

髪が多い、髪が硬い、髪が太い

髪が少ない、髪がやわらかい、髪が細いなど…

 

髪が細い毛質は明るくなりやすく

髪が太い毛質は明るくなりにくいです。

 

最近の市販カラー剤は

ムースタイプ(泡カラー)などもあり

自分で簡単に塗りやすくなったとはいえ、

根元だけカラー剤を塗るというのは難しいと思います。

 

自宅で自分で行う場合は

毛先の傷んでいる部分にもカラー剤を

重ねてしまうことにより

毎回ダメージが蓄積してしまいます

 

よく、毛先だけ明るく

キンキンになってしまうのがそうですね。

 

 

サロンでは、

美容師が髪のダメージ加減によって

優しい薬剤を選定して髪への負担を最低限に

抑えてくれます。

 

伸びてきた部分の根元だけに染める(リタッチ)

などもそうです。

 

毛先(既染毛)には優しいカラー剤を選定して

染めます。

 

 

カラーの色持ち

 

市販の白髪染は

強いアルカリ剤が入っています。

 

無理やりキューティクルを開いて

色素を入れ、どんな髪質でも

一定の染まり具合になるように設計しています。

 

 

また、安価に製造するために

ダメージ軽減よりも安く大量生産できる

原料が優先されます。

 

キューティクルが強く、開いてしまった髪は

色素を内側に止めておくことができません。

 

薬剤除去やPH調整をカラー施術後

必ず行うべきですが

自宅でするホームカラーはできません。

 

 

結果として

色素が外に流出しやすく、

髪色がすぐに落ちてしまいます。

 

自宅でするホームカラーは

カラーの色もちがよくありません。

 

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2019.11.24

サロンでお客様から

よく質問をいただきます。

 

「家でカラーすると傷みますか?」

 

率直に僕は

 

「髪と頭皮に負担がかかり、ダメージが出ますよ」

と答えます。

 

サロン(美容室)で染めるカラーと

ホームカラーで染めるカラーの違いは大きく分けて4つ

あります。

 

①カラー剤自体の薬剤の配合、成分、バランスの違い

 

②カラーの色持ち、染まりムラ、技術力の違い

 

③薬剤除去、そしてカラーの前処理、後処理トリートメントの違い

 

④時間とコスト(料金)の違いがあります。

 

今回はそのうちの①について

 

 

①カラー剤自体の薬剤の配合、成分のバランスの違い

 

美容室のカラー剤は

髪へのダメージを極力抑えた調合で

美容師の技術によってキレイに染めることができます。

 

美容師はお客様の髪質や髪の状態も

考えた薬剤を選定します。

 

市販のホームカラー剤は

雑に髪を扱ってもそれなりに染めることが

できるようになっています。

 

どんな髪質でも仕上がりが

同じにならないといけない思考で

 

設計されているので髪質は無視しないと

効果が得られないため基本カラー剤がキツイです。

 

美容室と市販と両方にカラー剤を販売されている

メーカー様のウエ○や、ホ○○ーの

商品でさえ、調剤はそのように設計されています。

 

毎月ホームカラーをされていらっしゃる方と

美容室でカラーをされてらっしゃる方とでは

 

髪と頭皮の状態が

明らかに違いが出てきます。

 

 

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